色鉛筆で美しい夕焼けを描いてみませんか?
一口に色鉛筆といっても、一般的な「油性色鉛筆」と、水で溶かせる「水彩色鉛筆」では、色の重ね方や表現できる質感が大きく異なります。
この記事では、YouTubeで活躍する人気のお絵かきクリエイターによる、それぞれの画材の特性を活かした「夕焼けの描き方」動画を厳選してご紹介します。プロの技法を参考に、あなたの描きたい夕暮れの風景を見つけてみてください。
1. 普通の色鉛筆(油性)での塗り方
ここでは一般的な色鉛筆を使った、質感のある夕焼けの描き方を紹介します。
【アトリエ和央のお絵かき講座】下書きなしで描く、リアルな空気感
この動画は、下書きをせずに色を重ねながら形を作っていく、上級者らしいアプローチが特徴です。
- 描き方の特徴:
- 下書きなし:いきなり黄色と水色で、空と海の大まかな位置を塗り分けます。
- 多色使い:夕焼けの定番色(オレンジ・黄)だけでなく、薄紫・グレー・ピンクを多用するのがポイント。
- 色のバランス:特に「グレー」と「薄紫」を効果的に使い、派手すぎないリアルな空と海の色のバランスを整えています。
- 重ね塗り:最初は薄く、徐々に筆圧を上げて濃くしていくことで、深みのある画面を作ります。
【t.s.meg/塗り絵チャンネル】初心者でも綺麗に塗れる、層(レイヤー)の作り方
こちらは初心者向けに、色を乗せる順番(層)を明確にした分かりやすい解説です。
- 具体的な手順:
- 空のグラデーション:上から「青 → 紫 → ピンク」の順で、横方向に動かしながら塗ります。
- 太陽の表現:ピンクの下に「橙色」で円を描き、その内側を「黄色」で塗ることで発光感を表現。
- 海の反射:水平線を引き、海面にも空と同じ色(紫・ピンク・青)を逆順などで塗り、水面への映り込みを描きます。
- 仕上げの光:最後に消しゴムで波の頭を消したり、白ペンを使ったりして、キラキラした海面の光を追加します。
2. 水彩色鉛筆での塗り方
水彩色鉛筆は「描いてから水で溶かす」画材です。
以下の画像のように水彩画のようににじませて使えます!
【水彩色鉛筆チャンネル】水筆でぼかす、夏の夕暮れ
水筆(みずふで)を使って、色鉛筆の粉を絵の具のように溶かしてグラデーションを作る基本技法です。
- 描き方のポイント:
- 空の塗り分け:下3分の1に「レモンイエロー」、上部に「ダークインディゴ(濃い青)」を塗り分けます。
- 水筆でのブレンディング:色の薄い方(黄色)から濃い方(青)へ向かって、筆を左右に動かして溶かします。これで境目が滑らかになります。
- 雲の表現:一度ドライヤーで乾かした後、再び空を濡らし、湿った画面に色鉛筆で直接描き込むことで、ふわっとした雲を作ります。
- シルエット:手前の山や木々は、逆光で暗くなるため、濃い紫や深い緑でシルエットとして描きます。
【水彩色鉛筆チャンネル】霧吹き(スプレー)を使う、ドラマチックな空
筆だけでなく「霧吹き」を使うことで、偶発的な滲みや複雑な雲の表情を作るテクニックです。
- 描き方のポイント:
- 斜めの構図:空の色(青・ピンク・黄色)を斜めのラインで塗り分け、動きのある空にします。
- スプレー技法:色を塗った後、霧吹きで画面全体を濡らします。これにより、筆跡が消え、色が自然に混ざり合います。
- 雲の白抜きと描き込み:
- 濡れている間に、紫やピンクで円を描くように雲を描き込みます。
- 逆に、濡れた色をティッシュ等で吸い取ることで、白い雲を表現することも可能です。
- 仕上げ:完全に乾いた後、黒でススキや鳥のシルエットを入れ、夕焼けの明るさを強調します。
まとめ
普通の色鉛筆(油性)は、薄い色から何度も重ね塗りをして「密度の高いグラデーション」を作ることがポイントです。一方、水彩色鉛筆は、ざっくり塗ってから水で溶かすことで「滑らかな空の広がり」を表現し、水ならではの「ぼかし」や「白抜き」テクニックが鍵となります。
表現の幅を広げてみたい方はぜひ水彩色鉛筆にも挑戦してみてください。

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